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コツコツを感じる旅

全国・金運
パワースポット!

各地の神社や寺院に参拝して、御朱印を集める方が増えています。縁結び、厄除け、家内安全、無病息災…。
願いはいろいろありますが、会員の方からはお金にまつわる神社仏閣を知りたいという声も。
そこで今回は、金運向上パワースポットを紹介しましょう。

旭川市/上川(かみかわ)神社

旭川市内を望む神楽岡の森に鎮座する上川神社。上川地方開拓の守護および旭川の鎮守として、1893年に現在の旭川駅付近の高台に造営され、1924年に天皇陛下の離宮建設予定地でもあった現地に移設されました。祀られているのは天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)を主神に、合わせて13柱もの神様。地域に密着し、五穀豊穣から家内安全、学業成就とあらゆる願いをかなえてくださる神社なのですが、近年は金運アップや商売繁盛の御利益があったと口コミで評判に。芸能人や政治家がお忍びで訪れたり、経営者らが遠方より参拝するようになっています。境内には北海道唯一の本格的な能舞台が設けられ、神楽舞などが奉納されるもよう。拝殿内に控えている木彫りの狛犬ならぬ狛熊は必見です。


上川神社

住所:北海道旭川市神楽岡公園2番地1 
連絡先:tel.0166-65-3151

石狩市/浜益(はまます)の千本ナラ

さながら千手観音のような、いかにも御利益のありそうなお姿。これは石狩市浜益区にある樹齢830年と推定されるミズナラの巨木で、林野庁による「森の巨人たち100選」にも選ばれ、樹高18m、幹の周りは4.8mにもなります。もともとはこのような木が3本並んでいましたが、落雷や暴風などによって2本が倒れ、現存するのは1本のみ。日本海から吹き上げる強い風のせいで、枝が幾つにも分かれたのだそうです。樹皮に触れると病気が治ったり、願いがかなうとされ、古くから御神木として崇められてきました。金運や良縁、子宝、健康などのエネルギーも出ているとされ、年間約2000人が訪れるのだとか。人を救うから、ご飯をすくうに転じ、しゃもじに願いを書き、しめ縄に供えて祈願します。


浜益の千本ナラ

住所:北海道石狩市浜益区毘砂別 
連絡先:tel.0133-79-2029(石狩市浜益支所)
http://www.city.ishikari.hokkaido.jp/

鶴岡市/
出羽三山(でわさんざん)神社

出羽三山は、山形県の中央にそびえる月山、羽黒山、湯殿山の総称で、それぞれに神社本宮を置く、東北最大のパワースポットです。1400年前に崇峻天皇の御子である蜂子皇子が開山したとされる羽黒山は、自然信仰に仏教や密教が混じって生まれた日本独自の山岳信仰「羽黒派古修験道」の行場。三山を「現世の幸せを祈る山」「死後の安楽と往生を祈る山」「生まれ変わりを祈る山」と見立てて、山伏たちは神霊の宿る聖地にこもり、厳しい修行を続けています。月山と湯殿山は、冬季は雪に閉ざされてしまうため一般の参拝はできません。そんなときは羽黒山へ。山頂には月読命、伊氏波神、大山祇命、大己貴命、少彦名命の5柱を祀った三神合祭殿があり、三山を巡礼したに等しい御利益があるとされます。


出羽三山神社 三神合祭殿

住所:山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7 
連絡先:tel.0235-62-2355
http://www.dewasanzan.jp

岩沼市/
金蛇水(かなへびすい)神社

清らかな水が、深い谷から仙台平野へと流れ出す。その場所に水神を祀ったのがはじまりとされる金蛇水神社。金蛇大神(かなへびのおおかみ)、またの名を水速女命(みずはやめのみこと)を主祭神としています。古来、蛇や龍は水神の化身とされ、御神体は巳の姿。木のウロの中に白蛇がいるように見える御神木が奉納され、境内や拝殿、社務所には蛇紋石と呼ばれる霊石がたくさんあります。不思議なことに石の表面にはくねくねとした蛇の姿が浮かび上がっていて、財布でなでると金運に恵まれると人気です。しかしお賽銭として5円玉や50円玉を供えると、穴から蛇が抜けて御利益がなくなってしまうなんて噂も。敷地内には金運の神を祀る金蛇弁財天社も併設され、ますます財力の向上に徳がありそう。


金蛇水神社 九龍の藤の花


金蛇水神社 蛇文石

住所:宮城県岩沼市三色吉字水神7 
連絡先:tel.0223-22-2672
http://kanahebi.cdx.jp

会津美里町/伊佐須美(いさすみ)神社

2000年を超える悠久の歴史があり、創始以来、会津総鎮守と国家鎮護神として崇められてきました。御祭神は、はじめて夫婦の道を開かれた伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冉尊(いざなみのみこと)と、諸国平定に尽力された大毘古命(おおひこのみこと)・建沼河別命(たけぬなかわわけのみこと)の父子。4柱をして、地元では伊佐須美様と親しまれています。農林、水産、漁業、商工、土木、建築、交通運輸のあらゆる殖産興業の守護神として信仰を集め、豊作祈願、商売繁盛、強運、延命長寿の神様としても名高く祀られているのだとか。御神木は枝が四方に広がった桜の大樹です。会津五桜の第一にも数えられていて、花は薄墨色を含んだ白色。終わりには中心から紅色になり、独特の香りを漂わせます。


伊佐須美神社 東参道口鳥居


伊佐須美神社 淡墨桜

住所:福島県大沼郡会津美里町宮林甲4377 
連絡先:tel.0242-54-5050
http://isasumi.or.jp

館山市/安房(あわ)神社

日本三大金運神社のひとつに数えられるのがここ、安房国一之宮 安房神社です。主祭神として祀られている天太玉命(あめのふとだまのみこと)は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩屋にこもってしまわれた際に、ご出現を願って祭祀を執り行った神様で、日本のすべての産業の総祖神とされています。また相殿の神として天太玉命の后神である天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)と種々の産業を司る忌部五部神も祀られており、企業・事業繁栄、商売繁盛の御利益を求めて全国から参拝者が絶えません。御神木は樹齢500年の立派な槙の木。安房は地磁気が非常に強い土地であり、エネルギーに満ち、生命力が盛んになるという説もあります。このような場所のことをイヤシロチと呼ぶそうで、だから人も動植物も元気にたくましく育つのでしょう。


安房神社 拝殿


安房神社 境内

住所:千葉県館山市大神宮589 
連絡先:tel.0470-28-0034
http://www.awajinjya.org

鎌倉市/銭洗弁財天宇賀福
(ぜにあらいべんざいてんうがふく)神社

鎌倉幕府の始祖・源頼朝が、宇賀神のお告げを受けて1185年に創始したという宇賀福神社。銭洗弁財天といった方が通りがよく、金運上昇の御利益があるとして、全国から参拝する人が絶えません。北条時頼の時代には、持っている金銭を霊水で洗い清めて心身も清めると、不浄の塵垢が消えて清浄の福銭になるとし、一家繁昌・子孫長久を祈ったとされています。本宮は宇賀福神社で、祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。銭洗弁財天は奥宮となり、祭神は弁財天(宇賀神)。しかし神仏習合という考えのもとでは、市杵島姫と弁財天は同一視されており、どちらも水を司る神で、金運・財運の御利益があるとされています。洗ったお金は取っておいても使っても、御利益は変わらないと言われています。


銭洗弁財天宇賀福神社 本殿


銭洗

住所:神奈川県鎌倉市佐助2-25-16 
連絡先:tel.0467-25-1081
http://www.kanagawa-jinja.or.jp

京都市/御金(みかね)神社

ずばりな名前のようですが、オカネではなくミカネと読みます。主祭神の金山毘古命(かねやまひこのみこと)は国内唯一の金属全般の神様で、鉱山、鉱物、鉱石(宝石など)にまつわることを司り、もともとは刀剣や鏡、鋤や鍬などに、さらには鋳金や農工機械にも御利益を授けました。お金にまつわる神社としての評判も高く、金運アップや資産運用の成功などを願う人が全国から参拝に訪れています。黄金に輝く鳥居も圧巻ですが、お守りやおみくじまで煌びやか。御神木は樹齢200年のイチョウの大木で、秋には金色に色づきます。その葉をかたどった末広がりの絵馬ももちろん金色で、しかも「金運・開運」と明記されているとあらば、そこに書き込む願いもいわずもがな。たくさんの札が奉納されています。


御金神社 金の鳥居


御金神社の絵馬

住所:京都府京都市中京区押西洞院町614 
連絡先:tel.075-222-2062
https://mikane-jinja.or.jp

宇佐市/宇佐(うさ)神宮

全国に4万社あまりある八幡様の総本宮。主祭神として祀られているのはもちろん八幡大神(応神天皇)ですが、八幡様が現れる以前の地主神として比売大神(ひめおおかみ)、応神天皇の御母である神功皇后も祀られています。境内は約6 0 h aと広大で、国宝の本殿ほか重要文化財に指定された社殿や建造物も多く、パワーを感じる願所がいっぱいです。御神木は幹周囲5mもある樹齢800年の大楠。有名ダンス&ボーカルユニットのUさんも、ここでアルバムのヒットを祈願されたそう。池のほとりに今も御霊水が湧き出る井戸(霊泉)があり、ここは八幡大神が現出された場所。願掛けの絵馬は本物のひょうたんで作られています。これは神功皇后が母乳をひょうたんに入れて応神天皇に与えたことが由来となっています。


宇佐神宮の御神木

住所:大分県宇佐市南宇佐2859 
連絡先:tel.0978-37-0001
http://www.usajinguu.com

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岐阜市/金(こがね)神社

岐阜市の中心地に鎮座する金(こがね)神社。金神社の主祭神は渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)。景行天皇の第六皇女で五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)の妃です。政敵の策略によって討滅された夫の御霊を慰めつつ、地域住民を母の如く労り、私財を使い町を開拓し、産業・農業の発展に寄与し、岐阜の街の基盤を作ったのだそう。慈悲深い命の功績を慕い人々が集まり財をもたらす神として信仰されるようになったそうです。

住所:岐阜県岐阜市金町5-3 
連絡先:tel.058-262-1316
https://koganejinjya.com

金運招福は誰しも願うことですが、棚からボタ餅を願うだけではよろしくないようです。ある宮司が、おっしゃってました。「金運の真意とは、神様の御意志にかなう生き方をすることでエネルギーを授かり、その力がものごとを成し遂げる力となります。世の中や人様に役立つ生き方こそが神様の御意志にかなった生き方であり、結果として大きなご加護がいただけるのです」と。

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  • ※施設により、拝礼の方法、社務所の業務時間等が異なりますので、参拝する際には、ホームページ等で事前にお調べください。